会場は、横浜市で唯一の海水浴場や緑豊かな芝生広場を有する「海の公園」です。 海上から打ち上がるスターマインなどの花火を、砂浜や芝生広場で座りながら観賞できます。特に浜辺に座ってご覧いただくと、見上げた夜空からまるで花火が降ってくるような迫力を感じることができるでしょう。
打ち上げる花火には金沢区のキャラクターである「ぼたんちゃん花火」や願いが込められた「お祝い花火」、など様々な種類があります。なかでも、フィナーレとなるスターマインの連続打ち上げは、夏の思い出を彩り、見る人の心を奪うほどの美しさです。それぞれの花火演目にはタイトルが付けられているので、プログラムと見比べながら鑑賞するのも面白いかもしれません。
浜辺で海風を感じながら、夏の終わりを彩る花火をお楽しみください。

「金沢まつり」の前身は昭和26年の「金沢区観光まつり」の開催までさかのぼります。名称を変えながら昭和32年に至るまで尺玉なども含めた華々しい花火が打ち上げられていましたが、埋立計画により10年以上の間、まつりの賑わいは途絶えてしまいました。
昭和50年、行政だけではなく、区観光協会や自治会町内会、地元企業、区商店街連合会、金沢消防団など多くの方々の協力を得て、待望の第1回「金沢まつり」が開催されました。
再開された花火大会でしたが、コロナ禍によって令和２年から4年の間、再度の中止を余儀なくされます。その間も「毎年、楽しみにしていた」、「この花火大会を見ないと夏が終わらない」など中止を惜しむ多くの声があり、令和5年に4年ぶりの開催を果たしました。
中止の危機に直面してもなお、復活を遂げる「金沢まつり」花火大会は地域に根差し、多くのかたに愛される祭りとなっています。